そして検査の結果でありますが、その前に重要なことを言い忘れておりました―
マカロンはとても元気です!
食欲もあるし、うんぴもおちっこもグーな感じです。
普段の生活はなーんの問題もないのですよ。
2008.03 4ヶ月(自宅)
では何が問題なのかといいますと
前回その1で「皮膚の悩み」と漠然とした物言いをしましたが
マカロンは、マカロンは、、、
マカロンはハゲてきちゃったのです(号泣)
それが問題なのですーーー( 涙)
体の側面とおしりがスカスカ、
ちょっと風が吹くとOh!Nooooo~!ってな感じにお肌が露わになってしまうほど。
生まれたときから毛量が少なかったのならまだしも
1歳半から3歳くらいまでの毛並み・毛量からすると
もう理解不能なほどハゲちゃびんになってしまいまして。
2008.12 1歳1ヶ月(自宅)
で、話を戻しまして検査結果ですが
血液検査・・・問題なし→内臓疾患から来る脱毛ではない
ACTH刺激試験・・・問題なし→難しくて説明できません(笑)
T4値検査・・・「正常値」と一般的に「低い」といわれる値の間のグレーゾーン
皮膚生検・・・毛周期異常が認められる
とのこと。
T4値についてはグレーゾーン、つまり低いね、というわけではないが
OK!正常値だね!ともいえない、ちょうど境界にいる状態で
今回のような二次診療における診断となると
疾患初期かもしれないという要注意扱いとなるそうです。
また皮膚生検の結果については明らかに毛周期異常からくる脱毛とのこと。
毛周期異常が起こりうる要因としては二つあって
ひとつはホルモン失調でもうひとつは生理的なもの。
ホルモン失調というのは上記のT4値検査の値で判断できて
生理的なものというのは一過性のことかもしれないし、ストレスから来ているものかもしれない。
また犬種によるものかもしれないし、体質なのかもしれないとのお話でした。
2009.04 1歳5ヶ月(近所のcafe)
そんなわけで長々と書きましたが
以上の検査結果からマカロンは
“脱毛症X” と診断されました。
容疑者XとかジェネレーションXとかXデーとか、、、
Xという響きにはあまりよい印象がないですよね。
でも実際に「脱毛症X(英名:アロペシアX)」という呼び名は一般的にあるそうで
原因がはっきりしないことからそのように呼ばれているようです。
脱毛症Xをググッってみますと
「原因は不明だが、成長ホルモン、副腎ホルモン、男性ホルモン、
または、ホルモンバランスの不均衡等による~」
「炎症や痒みはないが進行性に脱毛し、体幹部の毛が抜け、頭部と足先の毛は残る~」
「好発犬種筆頭はポメラニアン」
等々ありました。
確かにマカロンも痒がったり痛そうにするそぶりを見せませんし
地肌を見ても炎症も起こしていません。
冒頭に書いたとおり体幹の側面とお尻が脱毛していて
頭部や脚などはなんともないのです。
ま、マカはポメでなくパピヨンなんですがね(笑)
2009.11 2歳(自宅)
マカロンの治療方針としては
まずは要注意とされたホルモンのお薬を1週間飲み続け
その経過を観察するということから始めてみることにしました。
皮膚の病気は長期戦になることが多いといいますが
マカロンの飲んだお薬もすぐには効果が現れることはあまりなく
発毛が認められるようになるのは3~4ヶ月後のようです。
2010.07 2歳8ヶ月(お散歩中)
完治できるか分からないし、進行を止めることしかできないかもしれないとわかったときは
さすがに落ち込みましたが、飼い主がくよくよしてもマカロンはよくならないし
ここは私が先生と相談しながら治療について
考え、決断し、しっかりしなくちゃと思い、マカロンと共に病気と向き合い
闘うことにしました!
大げさかもしれないけれど。。。
お友達にうつるような病気ではないので
ランで、お散歩途中で、オフ会でお会いしたときには
ぜひ一緒に遊んでやってくださいね!
マカちゃんは若いときにフサフサだった分
今ちょっとだけへアレスドッグに憧れちゃって
ちょっとだけ脱毛してるのよ(笑)って思ってやって~
2011.02 3歳4ヶ月(道満ラン)
今思えば、このころから少しずつ毛が減ってきていたような・・・・(>_<)
・・・ま、気長にがんばろうね。
長文、お付き合いいただきありがとうございました。
2013.1 5歳2ヶ月(ミッドタウンにて)